長尾彰『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』(学研プラス)

書評
この本は、漫画「宇宙兄弟」を題材にリーダーとは何か?その役割は?といったリーダー論について書かれた本です。

宇宙兄弟とは

漫画「宇宙兄弟」を読んだことのない人のために、簡単にこの漫画を説明しますね。
ある兄弟が宇宙飛行士になる夢を目指し、夢を実現します。そして夢だった宇宙飛行士となった二人は他の宇宙飛行士や仲間と一緒に困難なミッションに立ち向かっていくストーリーです。
ちなみに私も宇宙兄弟のファンの一人ですが、この漫画の魅力は、主人公だけじゃなくそれぞれのキャラクターが真っ直ぐに「夢」を追い続ける姿だと思います。
その真っ直ぐな姿勢に胸を打たれるシーンがたくさんあり、目頭が熱くななることも度々。
読んだことない方は是非読んで見てください。

リーダーには二タイプある

さて、この本の内容に少し触れていきましょう。
大抵の人は「リーダー」と聞くと身構える人が多いと思います。
それはきっと、リーダーは他の人よりも優秀でなけれらならない、リーダーシップを発揮出来なければならないといったイメージがあるからですね。
しかし筆者は、リーダーは必ずしもそのような素質が必要というわけではなく、リーダーには2タイプあると言っています。
一つが、賢者タイプです。
これはまさしく多くの人が持っているリーダーへのイメージそのままです。宇宙兄弟で言えばケンジですね。
そして、二つ目が愚者タイプです。
このタイプのリーダーは、リーダーシップを発揮してみんなを引っ張っていくタイプではありません。しかし、このタイプがいるだけで、チームは機能し、不思議と物事が上手く運んでしまうのです。しかもこのタイプの人がピンチになったときは共感してくれる人が自然と助けてくれます。これはまさしくリーダーシップを発揮していると言えるのです。宇宙兄弟で言えば、六太ですね。
ケンジタイプのリーダーはもちろん重要な存在ですが、これからの時代に求められてるのは実は六太タイプのリーダーなのです。

最後に

この本はリーダーに対するイメージの敷居を良い意味で下げてくれると思います。そして、きっとこの本を読んだあとには、固定化されたリーダー像のイメージが払拭されて、自分なりのリーダー像を探す人が増えるのではないかと思います。
タイトルとURLをコピーしました