こんにちは、データ分析屋のやじろべえ(@yajirobe_papa)です。
Python超入門第七回です。前回はPythonにおけるリスト型について解説しました。
今回は演算子について解説していきます。
それでは早速やっていきしょう!
目次
演算子とは
足し算や引き算などといった四則演算や大小比較の時に使う記号のことです。
代表的な演算子には以下のようなものがあります。
次から一つずつ見ていきましょう。
算術演算子
足し算や引き算、掛け算、割り算の時に使う演算子です。
Pythonにおける算術演算子の記号は以下の通りです。
コードで確認してみます。
変数x, yに15と3をそれぞれ代入します。
In [1]: x = 15 y = 3
そして、二つの変数の足し算を行ってみます。ちゃんと計算されましたね。
In [2]: x + y Out [2]: 18
同様にして引き算、掛け算、割り算、剰余を計算してみましょう。
In [3]: x - y Out [3]: 12 In [4]: x * y Out [4]: 45 In [5]: x / y Out [5]: 5.0 In [6]: x % y Out [6]: 0
代入演算子
代入演算子はこれまで使ってきた「 = 」(イコール)のことです。
変数にデータを代入する時に使う演算子です。
累算代入演算子
算術演算子と代入演算子を組み合わせた演算子です。
例えば、変数xに5を足してそれを更に変数xに代入する処理を累算代入演算子を用いない場合は以下のように書けます。
x = x + 8
累算代入演算子を使うと次のような省略した形で書けます。
x += 8
では、コードを書いて確認してみます。
まずは累算代入演算子を使わないでコードを書いてみます。
In [7]: x = 8 In [8]: x = x + 10 In [9]: x Out [9]: 18
次にこれを累算代入演算子を使って省略した形で書いてみます。
In [10]: x = 8 x += 10
実行してみると、先ほどと同じ結果になりました。
In [11]: x = 8 Out [11]: 18
また、累算代入演算子は足し算以外にも引き算や、掛け算、割り算といった他の算術演算子と一緒に使うことも出来ます。
In [12]: x = 13 x -= 7 In [13]: x Out [13]: 6 In [14]: x = 13 x *= 7 In [15]: x Out [15]: 91 In [16]: x = 13 x /= 7 In [17]: x Out [17]: 1.8571428571428572
比較演算子
2つの値を比較して、”正しい”か”正しくない”かを判断させる演算子です。
比較演算子の結果はブール型として返されます。
では、コードを書いて確認してみましょう。
In [18]: x = 10 y = 7 In [19]: x > y Out [19]: True In [20]: x < y Out [20]: False In [21]: x == y Out [21]: False
論理演算子
複数の条件を判断させる演算子で、and, or, notの三つが用意されています。
論理演算子の結果はブール型として返されます。
例えば数値5に対して論理演算子で複数の条件で数値の比較を行うと以下のような結果になります。
コードを書いて確認しましょう。
In [22]: x = 5 x >= 1 and x >= 3 Out [22]: True In [23]: x = 5 x >= 20 or x <= 10 Out [23]: True In [24]: x = 5 not x <= 10 Out [24]: False
また、論理演算子は数値と文字列の比較は出来ません。
In [25]: x = 11 y = "10" x > y Out [25]: --------------------------------------------------------------------------- TypeError Traceback (most recent call last) <ipython-input-40-0990837bb874> in <module> 1 x = 11 2 y = "10" ----> 3 x > y #数字と文字列の比較は出来ない TypeError: '>' not supported between instances of 'int' and 'str'
まとめ
今回はPythonにおける演算子の使い方について解説しました!
次回は条件分岐(if文)について記事にします。
<追記>
第八回記事書きました!
それではお疲れ様でした。